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フェーズ2-A

クラウド会計導入と記帳業務

「記帳」とは、日々のビジネスで発生するお金の動き(売上、仕入れ、経費、給与の支払いなど)を、複式簿記というルールに従って帳簿に記録していく作業のことです。

具体的には、領収書や銀行の通帳、請求書などの根拠書類をもとに、「いつ」「どこで」「何のために」「いくら」お金を動かしたのかをすべて記録していきます。法人の場合、この記録の集大成が「決算書」となり、会社の通信簿のような役割を果たします。

1. 守りの側面(税務上の「義務」と「青色申告」の維持)

法人の税務申告において、記帳は「できればやったほうがいいもの」ではなく、法律で定められた明確な義務です。正しく記帳を行い、帳簿を保存(原則7年間)することは、スタートアップに不可欠な「青色申告」の特典を受けるための大前提となります。

青色申告の強力なメリット(中小企業の特例)

欠損金(赤字)を「10年間の資産」にする
創業期の赤字を最長10年間にわたって将来の黒字と相殺できる「繰越控除」は、最大のメリットです。

少額減価償却資産(40万円未満)の一括損金算入
40万円未満のパソコンや備品などを、購入した年に一括で経費にできます(年間合計300万円まで)。創業時の設備投資コストを素早く回収できます。

税額控除・特別償却の活用
「中小企業経営強化税制」など、設備投資をした際に税金を直接安くしたり、経費を前倒しで計上したりできる有利な制度の多くは、青色申告が条件となります。

欠損金の繰戻しによる「法人税還付」
前年度が黒字で今年度が赤字の場合、前年に納めた法人税を返してもらえる「繰戻し還付」が受けられます(中小企業のみ)。キャッシュが厳しい時期に現金を取り戻せる重要な制度です。

「推計課税」のリスクと回避

記帳を怠ると、税務署が周辺のデータから利益を「推測」して税額を決める「推計課税」が行われる恐れがあります。

推計による更正・決定の回避
青色申告を行っていれば、税務署は帳簿を確認せずに勝手に税額を決める(推計による更正)ことは原則としてできません。正しい記帳は、理不尽な課税から会社を守る盾になります。

反論の根拠を確保
帳簿という証拠があるからこそ、税務調査の際にも「実際はこうだ」と法的に正当な主張が可能になります。

2. 攻めの側面(経営判断の精度向上と「資金調達力」の強化)

月次決算とは

年1回の「本決算」とは別に、毎月1ヶ月単位で利益や経費を計算し、会社の健康状態をチェックする作業です。

「経営の数字」をリアルタイムで把握する

「通帳の残高」だけでは、来月の支払い能力や正確な利益はわかりません。月次決算によって「売上高」「売上総利益」「経常利益」などを毎月可視化することで、「いま、アクセルをさらに踏むべきか、ブレーキをかけるべきか」という経営判断が即座にできるようになります。

金融機関からの「信頼」を勝ち取り、融資を引き出す

金融機関が最も嫌うのは、数字が不透明な会社です。毎月きちんと月次を締めて試算表を出せる会社は、「管理能力が高い」と評価され、融資の審査が格段にスムーズになります。追加融資や好条件での資金調達を目指すなら、精度の高い月次試算表が最大のプレゼン資料となります。

3. 「守り」と「攻め」を実現するためのクラウド会計

自動連携でミスと時間を削減

銀行口座や法人カードと自動連携することで、明細を手入力することなく取り込めます。手作業によるミスを防ぎ、毎月の入力時間を大幅に削減できます。

専門家とのリアルタイム共有

クラウド上にデータがあるため、税理士などの専門家と常に同じ画面を見て相談が可能です。これにより、月次決算の早期化を実現し、日常的に正しい会計処理を行えます。

FLOWからのアドバイス「記帳を経営のエンジンに変える」

「義務だから仕方なくやる」のではなく、「会社を成長させるためのデータ蓄積」として記帳を捉え直すことが、成功する経営者の共通点です。

また、記帳は「自分でやればタダ」と思われがちですが、スタートアップの経営者が自ら手を動かすことには大きなリスクがあります。

「とりあえず自分で」の落とし穴
会計知識がないまま記帳を行うと、勘定科目がゴチャゴチャになり、中身が不透明な帳簿になってしまいます。これでは税務リスクを抱えるだけでなく、銀行の信頼も失いかねません。何より、経営者が貴重な時間を削って不完全な帳簿を作るのは、大きな機会損失です。

つくば・茨城エリアで成長を目指すスタートアップにとって、記帳は「経営のエンジン」に変えていくべき領域です。

FLOWができること

記帳業務の代行

FLOWが記帳を代行することで、経営に集中する時間を創出します。プロが入力することで、税務上も金融機関からの評価も高い、精度の高い帳簿が完成します。

過去のデータを武器にする「事業計画書」作成サポート

記帳は単なる過去の記録ではありません。FLOWでは、正確に記録された過去のデータをベースに、「将来の事業計画書」の作成もサポートすることが可能です。

どのフェーズからでも、相談できます。

まずは現状を
整理するところから
一緒に始めましょう。

ご予約制で土日祝日もご対応しております。 お気軽にご相談ください。

スタートアップの
最初の1年を
まるごと支えるサービス

会計・税務だけでなく、会社設立から給与計算・融資・労務まで。つくば市の税理士事務所として、バックオフィス全体をワンストップでサポートします。

記帳代行込みで、日々の経理から決算申告まで”丸ごと”伴走します。マネーフォワード/freeeを活用し、いつでも数字が見える経営体制をつくります。

  • 記帳代行(会計ソフトへの入力代行)
  • 会計税務相談/月次決算
  • 決算/法人税申告

法人化の損得シミュレーションから、設立手続きの代行・各種届出まで。「法人にすべきか」という判断の段階からご相談いただけます。

  • 法人化の損得シミュレーション
  • 設立手続きの代行サポート
  • 設立後の各種届出
  • 金融機関の連携・紹介
  • 創業計画書作成サポート
  • 保険会社との連携
  • 事業計画書作成サポート
  • 計画書モニタリングサポート
  • 決算予測サポート
  • 給与計算導入サポート
  • 勤怠システム導入サポート
  • 給与計算代行
  • 社会保険加入手続き
  • 雇用契約書・就業規則作成
  • 人事労務アドバイス