【令和2年分年末調整からの新書類を攻略せよ!】
こんにちは。気温変化についていけない会田です。
これから動き始める年末調整で必要な書類で、新たに追加された「給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書」、通称「マル基配所」があります。
今回は大変なイメージを持ちやすいこの書類を攻略していきたいと思います。
■どんな書類なの?
「マル基配所」は、昨年までの「給与所得者の配偶者控除等申告書」に、新たに「基礎控除申告書」と「所得金額調整控除申告書」が追加された書類です。
この書類は上記の種類ごとに3つの項目に分かれており、全て記載する必要はなく当てはまる申告書のみ記入していきます。
■記載する書類を確認しよう!
まずは下記の画像を確認してみましょう。
確認していただいたとおり、3つのパートに分かれていますので、まずは記載が必要な書類のピックアップを行います。
■給与所得者の基礎控除申告書(①)
年間所得が2,500万円以下の方が記載する書類です。
この金額を超える方は少ないと思いますので、ほぼ全ての人は記載が必要な書類となります。
■給与所得者の配偶者控除等申告書(②)
自分の合計所得金額が1,000万円以下 “かつ” 所得金額の見積額が133万円以下となる配偶者がいる方が記載する書類です。
そのため、片方の要件だけに該当する方や独身の方などは記載が不要な書類になります。
■所得金額調整控除申告書(③)
年収850万超 “かつ” 一定の人のみが記載する書類です。
※一定の人・・・本人もしくは扶養親族等が特別障害者、または扶養親族が23歳未満の場合
金額の判定が上記2つと違い「年収」ですので、この点の注意が必要です。
■所得金額を攻略せよ!
記載する箇所を洗い出したあと、いざ記載してみようとした時に1つの難所があります。
それが「所得金額」です。
これは、収入金額から必要経費を差し引いた金額で、いわゆる「利益」のイメージになります。
「給与所得以外の所得の合計額」へは、自身で計算した金額を記載します。
給与所得の「所得金額」は、下記の国税庁HPにて自動計算できますので、年収を入力して確認してみてください。
これを乗り越えれば、後は矢印に従って判定するだけです。
あと少し。頑張りましょう!
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