軽減税率制度で毎日の仕事の何が変わる?➂<販売編>

こんにちは。

税理士法人あけぼの会計です。

前回に引き続き軽減税率のお話をしたいと思います。

今回は、販売編です。

販売する時には、どんなことを注意したらよいのでしょうか?

➀まず、基本的なことですが、小売業の方や飲食業の方は、複数税率対応のレジの導入や改修などが必要かどうかをメーカーや販売店に確認してみてください。

②取り扱う商品の適用税率を請求書等で把握し、正しい表示を行ってください。

➂請求書や領収書には軽減税率の対象品目である旨の記載や税率ごとに合計した対価の額を記載します。

④標準税率と軽減税率とに区分して帳簿に記帳します。 POSシステムの場合には、あらかじめ商品マスタに税率を登録しておくことで、自動的に適用税率ごとに集計がされますので、POSシステムの場合には別途事前準備が必要になります。

ここまで、簡単ではございますが、文章にてご説明申し上げましたが、なかなか取り組んでみないとイメージできない部分が多いのではないかと思います。

軽減税率の導入は、時間的な余裕を持って準備されることをお勧めいたします。 ご不明な点等ございましたら、あけぼの会計までご連絡ください。 よろしくお願いいたします。

セミナー情報

こんにちは。 つくば・秋葉原に事務所を構えるクリニック開業・新設法人に強い税理士法人のあけぼの会計です。

昨日(5月20日)も、つくばオークラにて、クリニック開業セミナーを開催いたしました。 クリニックの開業を検討されている医師向けの内容となっております。 この後も、定期的に開催予定でございます。

5月27日(日) 埼玉会場

  • 13:00~17:00(12:45受付開始)
  • パレスホテル大宮(埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-5)

6月 3日(日) 新宿会場

  • 10:30~17:00 (10:15 受付開始)
  • 小田急ホテルセンチュリーサザンタワー(東京都渋谷区代々木2-2-1)

6月17日(日) 横浜会場

  • 13:00~17:00(12:45受付開始)
  • 崎陽軒本店(神奈川県横浜市西区高島2-13-12)

6月24日(日) 品川会場

  • 13:00~17:00(12:45受付開始)
  • 品川インターシティ(東京都港区港南2-15‐2)

お席に限りがあるため、先着順とさせていただいております。 詳細につきましては、弊社までお問い合わせください。 医歯薬ネットグループ 税理士法人あけぼの会計 佐藤尚哉

軽減税率制度で毎日の仕事の何が変わる?②<値付け・仕入れ編>

税理士法人あけぼの会計です。

前回のブログでは、軽減税率導入後の日常業務の流れを簡単にご説明いたしました。

今回は、日常業務のうち、「値付け」「仕入れ」の部分についてもう少し詳しくお話ししたいと思います。

(1)値付けについて 値付けの考え方にも、軽減税率を考慮する必要がございます。

スーパーでのお弁当を例に考えてみましょう。 こちら、スーパーで販売されるお弁当は、消費税「8%」が課されることとなりますが、そのお弁当を作るまでに発生した費用には「8%」のほか「10%」の消費税が課されるケースがほとんどかと思います。 もう少しかみ砕いて言うならば、お弁当の値段に関わる税率と、お弁当を作るためにかかった費用の税率がイコールではないということです。これまでと同じように、値付けをしてしまうと、10%の消費税が課された部分だけ、利益が減るということになります。 仕入れ時に、何が10%になるのかを把握した上で、値付けをすることがとても重要になっていきます。仕入れ時に必要な作業を下記において記しますので、ご参照ください。

(2)仕入れ時で必要な作業について

➀軽減税率対象品目の仕入(経費)があるか確認する。

②納品書等に記載されている税率が正しいか確認する。請求書等に軽減税率対象品目である旨や税率が異なるごとに合計した税込金額の記載がなければ、仕入先に確認して追記することも可能。

③請求書・納品書等に基づいて標準税率(10%)と軽減税率(8%)とに区分して帳簿に記帳する。

煩雑な作業ではございますが、しっかりと利益管理・資金収支管理をしていくためには、欠かせない作業になります。 もし、ご不明な点等ございましたら、あけぼの会計までお問い合わせください。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。