
まずは、4月から新しいスタートを切った皆さーーーん!!!
新しい出会いや学びと幸がありますように、祈願しておりまーーーす!
さて、本年もなんとか無事に確定申告が終わりました♪
\(^o^)/ FLOW会計事務所のIWASEデス \(^o^)/ こんにちは!
今回は、個人の確定申告が終わったばかりの個人事業主の皆様に向けて、【 法人化 】について徹底解説していきたいと思います!
「法人化すると節税になる」というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、実はメリットだけでなく、注意すべきデメリットも存在します!
Ⅰ. 法人化とは? 個人事業との違い
現在、個人事業主やフリーランスとして活躍されている方が、新たに「法人を設立すること」が法人化です。専門用語では【 法人成り 】とも呼ばれます。
個人事業を始める際には開業届を提出しますが、法人を設立する際にはこの「開業届を停止し、法人設立の手続きを行う」必要があります。
税金面では、個人事業で納めていた《 所得税 》から、法人設立後は《 法人税 》を納めることになります。所得税と法人税では、税法のルールも異なるため注意が必要です!
〈 法人 〉は、個人とは〈 別人格 〉として扱われます。
Ⅱ. 法人化のメリット
法人化には、以下のようなメリットが挙げられます!
① 節税効果がある場合がある
所得税は所得が増えるほど税率が上がりますが(最大45%)、法人税率は比較的[ 一定 ]です(資本金1億円以下の普通法人で年800万円以下の所得の場合、15%)。所得が増加すると、法人税率の方が所得税率よりも低くなるタイミングがあります。ただし、法人税の他に法人住民税や事業税なども考慮する必要があるため、単純な税率比較だけでは判断できません。
② 信用力が増す
法人格を持つことで、取引先や金融機関からの信用が高まり、「資金調達がしやすくなる」可能性があります。住宅ローンやクレジットカードの審査などでも有利になる場合があります。
③ 自分の給与を役員報酬として経費にできる
個人事業では、事業主自身の給与は原則として経費になりませんが、法人では[ 役員報酬 ]を定めることで経費として計上できます。
④ 決算日を自由に選べる
個人事業の決算日は12月31日と決まっていますが、法人の場合は「任意の月を決算日」に設定できます(例:3月末、7月末など)。
Ⅲ. 法人化のデメリット
一方で、法人化には以下のようなデメリットも存在します!
① 手続きに費用と手間がかかる
法人設立には、「登録費用や印紙代など、25~30万円程度の費用」がかかります。司法書士に依頼する場合はさらに費用がかかります。
② 確定申告が複雑になり、税理士費用がかかる可能性が高い
法人決算は専門知識が必要となるため、「税理士に依頼する費用」が発生する可能性があります。
③ 経理・事務作業の負担が増える
個人事業に比べて、会計処理や提出書類が増えるなど、「事務作業が煩雑」になります。
④ 社会保険への加入が義務付けられる
社長1人でも社会保険に加入**する必要があり、保険料の負担が増えます。個人事業の場合、従業員が5人未満であれば社会保険への加入は必須ではありません。
⑤ 赤字でも税金(均等割)がかかる
個人事業では赤字の場合、原則として税金はかかりませんが、法人の場合は『 赤字でも年間約7万円の均等割 』という税金を支払う必要があります。
⑥ 税務調査のリスクが上がる
法人成りすると、個人事業主と比較して「税務調査に入られる確率が高まる」傾向にあります。
Ⅳ. 法人化のタイミング
法人化のタイミングとして、売上ではなく「利益(所得)で考える」ことが重要です。
一般的な目安としては、「年間で800万円前後の利益が安定して残るようになってきたら」法人化を検討し始める良いタイミングと言えるでしょう。ただし、これはあくまで目安であり、個々の状況によって異なります。
その後も利益が「増加する見込み」がある場合は、早めに法人化を検討する方が良いかもしれません。しかし、将来の予測は不確実であるため、慎重な判断が必要です。
最初から法人としてスタートするパターンとしては、「事業規模が大きい」場合、「取引先が法人との契約しか認めない」場合、または「最初から代表取締役として事業を行うと決めている」場合などが挙げられます。
Ⅴ. 知っておかないと後悔するポイント
法人化による節税効果を期待するあまり、見落としがちな点があります!
① 役員報酬には所得税と住民税がかかる
法人税が安くなっても、役員報酬として受け取る金額によっては、所得税と住民税の合計額が個人事業の所得税と住民税よりも高くなる可能性があります。
② 役員報酬の決定は慎重に行う必要がある
役員報酬額は個人の生活費などによって異なります。安易に役員報酬を低く設定すると、個人の生活が立ち行かなくなる可能性があります。
③ 役員報酬は原則として期中に変更できない
一度決定した役員報酬は、原則として事業年度中は変更できません。
④ 法人税の他に、法人住民税や法人事業税などもかかる
法人化すると、所得税と住民税に加えて、法人税、法人住民税、法人事業税などがかかることを考慮する必要があります。一般的に、法人税関連の税金は合計で利益の約30%程度と言われています。
Ⅵ. 後悔しないためのアドバイス
法人化を検討する際には、「税金面だけでなく、メリットとデメリットをしっかりと比較検討し、シミュレーションを行う」ことが非常に重要です!
ご自身の働き方や価値観に合った選択をすることも大切です。
税金面だけでなく、「ビジネスの成長のタイミングや、新たな挑戦、大きな取引先との連携のチャンス」なども考慮して法人化を検討することが望ましいでしょう。
法人化は、必ずしも全ての方にとってメリットがあるわけではありません! 今回の情報を参考に、ご自身の状況をしっかりと分析し、後悔のない選択をしてください!
もし判断に迷う場合は、ぜひ一度当事務所にご相談くださいませ m(_ _)m
状況を詳しくお伺いし、最適なアドバイスをさせていただきます!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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追伸:今回も長文ですみません(^_^;)
IWASE的近況報告です(笑)愛娘の高校受験が無事に終わり、高校生の支度金にビックリしました。。。まさか、高1からiPadが必要だなんて、、、昔じゃ考えられないですねぇ。。。
しかも、最新の11世代を推奨とか、、、関税が上る前にゲットして良かったと捉えるべきかぁ。。。
また、愛息にはSwitch2の予約をせがまれ、とりあえず抽選に応募しました。。。当たるかなぁ(苦笑)当選したら支払確定かぁ。。。「お金は天下の回りもの」だしなぁとしみじみ感じます。。。 愛妻の話はまた今度ということで、、、ではまたぁ~ ヽ(^o^)丿
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