【10月1日酒税改正】
FLOW会計の河野です。
今回はビール減税、新ジャンル(第3のビール)増税の話です。
実は今回の酒税改正は3年前から段階的に行われている税率改訂の第2段になります。
酒類は、製造方法や性状によって4つのカテゴリーに分類されています。
①発泡性酒類 : ビール、発泡酒
②醸造酒類:ワイン、日本酒
③蒸留酒類:焼酎、ウィスキー
④混成酒類:リキュール、みりん
上記4種類の中でも、更に原料、その原料の含有割合によって複数の税率が存在し複雑化しています。そこで、酒税制度の公平性の確保を目指し、
「同じようなものには同じような税を」
という観点から酒税の一本化が進められています。
前述のビール系3類ですが、1缶(350ml)当たりの酒税額は次の通りです。
|
| 2020年10月 | 2023年10月 | 2026年10月 |
ビール | 77円 | 70円 | 63.35円 | 54.25円 |
発泡酒 | 46.99円 | ➡ | ➡ | 54.25円 |
新ジャンル | 28円 | 37.8円 | 46.99円 | 54.25円 |
このようにビール系は、3年後、2026年10月に酒税が統一されます。
そこで気になるのがビールの値下げ、新ジャンルの値上げにつながるのかどうかですが、中々不透明のようです。この物価高の影響で、税率が下がっても原料の高騰があり、新ジャンルの値上がりはあっても、ビールの目に見える値下げは難しいかもしれません(;_;)/~~~。事実、税率改正が関係ない昨年(2022年)10月に、ビール大手4社は350ml缶を、3~5円値上げしてますから。皆さん覚えていましたか?
ビール派の私としては、値下げを願っています。毎日のことですから🍺。
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