【交際費の限度が5000円から1万円に上がるカモ?!】
税理士法人FLOW会計事務所です。
今回は、2024年税制改正に向けて巷で話題になっている交際費の上限アップについてお知らせしたいと思います!
結論からお伝えすると、「経費に落とせる経費の上限額が5,000円から10,000円にアップする可能性が高い」です。
ただ、12月下旬に正式に発表されることになるのでまだ確定では無いのでご注意を!
そもそも、交際費5,000円以下ってよく聞くけど意味がよくわからないといった方も結構いらっしゃると思うので、シンプルに解説いたします。
まず、考え方のスタートとして、過去においては交際費を経費として落とすことができませんでした。
ただ、営業には接待が付きものなので、それが経費に落とせないと資金的に厳しくなっちゃうよね、というところから、交際費の一部(又は全部)は経費で落とせるという税法が作られました。
ここで、よく出てくる数字が「800万円」と「5,000円」という基準です。
中小企業の接待交際費には、税務上下記のルールが定められています。
①800万円まで経費にできる
中小企業が1年間に支払った交際費が800万円以下であれば、全額経費にできます。
800万円を超えた場合、超えた部分について経費にできる金額は限定されてしまいます。
②5,000円以下の飲食費は除外
接待のための飲食代については、1人当たりの金額が5,000円以下であれば、その飲食代全額を経費にできますし、5000円以下であれば①の800万円の集計に含めることも不要です。
ただし、参加者や人数、関係性については、受け取ったレシートに必ずメモを取る必要があります。
2024年税制改正については、②5,000円の部分が10,000円に上がるということを想定しています。
個人的には10,000円アップを支持します。
交際費を使う対象者は企業の役職者が多いですからね。
取引先の役員を1人5,000円以下のコースでおもてなしするっていうのはなかなかシビアです。
ご友人やご家族で楽しむ分には十分かと思いますけど、ビジネスとなると10,000円くらいはあったほうが良いでしょう…
以上、簡単ではございますが、交際費の改正についてお話させていただきました。
交際費については、会社の規模や状況によって上限額が異なりますので、気になる方はお近くの税理士さんに相談してみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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