【今さら聞けないインボイス①】
税理士法人FLOW会計事務所です。
最近、インボイス、インボイスって耳にするけど、そもそも「インボイスってナニ?!」って方もまだまだいらっしゃると思います。
そんな方向けにインボイスについて少しづつ発信していきます!
◇インボイスを説明する前に…
消費税の仕組みはご存知でしょうか?
ここでは極めて簡単にお伝えすると事業者が納める消費税は
「売上の際に預かった消費税△仕入の際に支払った消費税=あなたが納める消費税」
です。
簡単な例を挙げましょう。
下記の取引があったとします。
・売上110円(10円の消費税込み)
・仕入66円(6円の消費税込み)
この場、あなたは売上の際にお客様から10円の消費税を預かり、仕入の際に仕入先に6円の消費税を払っていることになります。
あなたは預かった消費税10円から支払った消費税6円を差し引いた4円を国に納める必要があります。
コレを頭に入れてインボイスの説明にいきましょう。
◇インボイスとは?
めちゃくちゃ簡単にいうと2023年10月1日から新しく始まる「請求書」の様式のことをいいます。
名称が英語になったので変な感じはしますがただの請求書です。
ただ、このインボイス付きの請求書がないと仕入の際に支払った消費税が預かった消費税から引けなくなってしまうんです。
先ほどと同じ例で考えてみましょう。
<仕入先がインボイスを発行していなかった場合>
・売上110円(10円の消費税込み)
・仕入66円(6円の消費税込み)
先ほどの例の通り、今までであればあなたが国に納める消費税は差し引きの4円でした。
しかし、2023年10月1日以降は仕入先がインボイスを発行してくれなかった場合、仕入先に支払った消費税6円は差し引きNGとなり、あなたは預かった消費税10円をそのまま国に納めることになります。
預かった消費税から支払った消費税が引けないとなるとあなたの負担はとっても大きくなります。
そうすると、どうでしょう?
「インボイス発行してくれないなら、おたくから仕入はできないな~」という心理が当然働きます。
コレ、あなたが仕入先の立場となった場合、お客さんも同じことを思うはずです。
「インボイス発行できないならあなたとはお付き合いできないな~」って。
インボイスと聞くと小難しく考えてしまいますが、まずは預かった消費税から「支払った消費税を差し引く」ために必要な請求書がインボイスとダケ、今回は覚えておいていただけると助かります!
次回はインボイスの記載事項についてお伝えさせていただきます!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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