こんにちわ、税理士法人FLOW会計事務所の河野です。
今回は、「経営力向上計画」についてお話しさせていただきます。
中小企業等経営強化法に基づく「経営力向上計画」とは、人材育成、コスト管理等のマネジメントの向上や、設備投資など、自社の経営力を向上するために実施する計画で、認定された事業者は、税制や金融の支援等を受けることができます。具体的には、次のような大きなメリットがあります。
- 生産性を高めるための設備を取得した場合の税制支援(即時償却、税額控除)
- 計画に基づく事業に必要な資金繰りの支援(融資、信用保証等)
- 補助金における優先採択
認定を受けるためには、各事業分野の主務大臣に計画申請書を提出します。上記のような強固な支援になりますので、申請書類もかなりの難易度になります。ご自身で全て行うのは難しいところですが、経営革新支援機関(税理士等士業の専門家、金融機関、商工会等)のサポートが受けられますので、是非挑戦して見てください。
実際、FLOWの関与先で8月申告の企業が1,300万円の建設機械の即時償却でかなりの節税ができたところもあり、とても喜ばれました。
申請受理から認定までは書面申請では30日かかりますが、電子申請(Gビズ登録必要)ですと14日以内に認定されます(日にちは休日を除く)。また、電子申請の場合、プラットフォームができていて流れに沿って入力すれば良く、入力に不備があればエラーが出ますので書面よりも簡単です。書面の場合、提出後に不備の訂正依頼が有ったりすると更に日数が延びてしまい、決算間際だと間に合わない可能性がありますので余裕を持って申請してください。
何れにしても大きな手間がかかりますが、それ以上の効果が得られると思いますので、是非ご活用ください。
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