こんにちは!

税理士法人FLOW会計事務所の正木です!

今回は、給与計算で特に間違いやすいポイントを5つご紹介します。これらに注意を払うことで、正確で効率的な給与計算を実現しましょう!

1所得税と住民税の計算ミス

給与から控除される所得税や住民税の計算は、税率の変更や控除額の計算ミスが原因で誤りやすいポイントです。特に、扶養家族の増減や年末調整の反映が正しく行われていない場合、誤差が生じる可能性があります。所得税の計算は年収や扶養状況によって大きく変わるため、定期的な見直しと正確な記録が求められます。

2社会保険料の計算ミス

社会保険料の計算も給与計算で間違いやすい要素の一つです。健康保険料や厚生年金保険料は、報酬月額を基に決定されますが、この報酬月額が誤って登録されていると、保険料の控除額に誤りが生じます。また、年に一度行われる「標準報酬月額の定時決定」や「随時改定」によって、保険料が見直されるため、適切なタイミングで見直しが行われているか確認が必要です。

時間外労働や深夜手当の計算ミス

従業員の労働時間を把握し、残業代や深夜手当を正確に計算することも重要です。労働基準法では、法定労働時間を超えた時間に対して割増賃金を支払うことが義務付けられており、計算ミスは法令違反にもつながる可能性があります。残業の割増率や深夜手当の率はしっかり把握し、計算が適切に行われるよう注意が必要です。

4休暇取得時の給与計算

有給休暇や育児休暇など、従業員が休暇を取得した際の給与計算は、通常の勤務日とは異なる計算方法を取ることが多いため、注意が必要です。有給休暇の場合、通常の給与額と同額を支給することが求められますが、育児休業給付金の申請などに関しては、給与計算ソフトやシステムへの適切な入力が求められます。

5給与計算ソフトの設定ミス

給与計算ソフトを導入している企業でも、設定ミスや更新のタイミングのズレが原因で計算が正しく行われないことがあります。例えば、法改正や税率の変更が反映されていない場合、間違った給与計算が行われるリスクが高まります。給与計算ソフトの設定を定期的に確認し、最新の法規制に沿った状態を保つことが重要です。

間違いを防ぐための対策

給与計算のミスを防ぐためには、以下の対策が効果的です。

①定期的に計算方法やソフトの設定を見直す

②年次変更や法改正に合わせて設定を更新する

③チェックリストを作成し、複数の担当者で計算結果を確認する

給与計算は従業員の生活に直接関わる重要な業務です。正確さが求められる一方で、法律や規制の変化も頻繁にあるため、常に最新の情報をキャッチし、正確な給与計算を行えるよう努めましょう。

なお、クラウド給与を導入するだけでも、上記対策の①と②の対策は講じることができます!

ぜひ、活用していきましょう!

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