こんにちは!
税理士法人あけぼの会計の中村です。
今回は私が税務署の職員として働いていた頃に、経験したエピソードをお話したいと思います。
某署の統括官として勤務したとき、国税局資料調査課との合同調査を指示されたことがありました。
その時の合同調査とは、国税局資料調査課の課員6名と署の調査官6名がタッグを組み、調査案件に当たるということです。
調査対象の業種は、同伴旅館の類。
その時の調査では、通常の準備調査の他に、「数取り」といって、調査に入る数日前に開店時刻から現場の見えるところで、何人のお客が入っていくかの客数確認を実施いたしました。一方からだけでなく、2~3か所程度に人員を配置し、客数の正確性を増すために、深夜までの長時間張り込んで「数取り」を行いました。(担当者は、一晩中見張り、私は、終電で帰りましたが・・・(笑))
さながら刑事ドラマのようです。
実地調査については、無予告臨場で、数名に分かれ「納税者宅」「事業所」「金融機関」等に一斉に臨場します。まずは、納税者をつかまえて、調査への協力を要請しなければなりません。(あくまでも「任意調査」の範囲内での調査ですから。)
しかし、この時は、納税者が現場に不在で、別荘に出かけていたため、急遽、私たちが、その別荘まで出かけ、本人に会い、調査への協力要請を行った上で、一緒に事業所まで戻ってきて、それから、全担当者が、調査を行うという運びになりました。
初日の調査としては異例の深夜までの調査になったのは、ゆうまでもありません。
国税局の課員は、翌週には別の調査に入るため、火曜日着手の金曜日終了目途にて、動いており、4日間で決着を見なければならいことになるので、大変な作業とはなりましたが、良い経験として記憶に残っております。
現在、私は、すでに退官し、税理士として税理士法人あけぼの会計に籍をおいています。
お客様を守るためにも、過去の経験や情報が役立つこともできるはずです。
税務調査でお困りの方は、いつでもご相談ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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