創業融資の面談で大切なことは?!ポイント3つを解説します!

こんにちは!FLOW会計事務所の小菅です。

これから起業される皆様にとって、事業資金の確保は非常に重要です。しかし、はじめての融資面談は「何を話せばいいのか」「どう振る舞うべきか」と不安に感じる方も少なくありません。

今回は、融資面談を成功させるための重要なポイントを3つご紹介します。これらのポイントを押さえることで、きっと自信を持って面談に臨めるでしょう。

1.リラックスして臨む

融資面談に臨む際、最も重要なのは「リラックスして臨むこと」です。融資を受けるということは、金融機関にお金を借りることになりますが、相手に過剰にへりくだる必要はありません。もちろん、無礼な態度で接するのも不適切ですが、お互いに条件が合致したところで取引が成立するという点を忘れてはいけません。

金融機関は融資を通じて利息を得る事業を行っており、そのためには、融資を受ける側が事業を活性化させ、返済能力を維持できることが前提です。このような視点で考えると、融資を受ける側としても、事業計画や資金の使い道、収益の見込みについて明確に伝え、コミュニケーションを円滑に進めることが大切です。

2.質問の意図を理解して回答する

融資面談は、担当者からの質問に答える形で話が進んでいきます。担当者は、通常、様々な業界に対して幅広い知識を持っていますが、特定の業界に精通しているわけではありません。そのため、質問が少し的外れであったり、質問の意図が明確でないこともあります。その際に最も重要なのは、質問の意図をしっかりと理解し、確認することです。

例えば、担当者が「このビジネスはどこにでもあるのでは?」や「この売上目標は達成可能なのか?」といった質問を投げかけてきたとき、時にはその意図が分かりにくいこともあるでしょう。こうした場合は、遠慮せずに質問の意図を確認しましょう。質問の意図を誤解して答えてしまうと、誤った情報を伝えてしまう可能性があります。質問の背景や意図を理解することで、より具体的で的確な回答ができるようになります。また、質問の内容が曖昧だった場合は、相手の意図を掘り下げてから答えることで、より相手に納得感を与えることができます。

3.否定的な発言への冷静な対応

融資面談中には、融資担当者から否定的な意見や指摘が出ることもあります。その際、つい感情的になって「そんなことはない!」と反論してしまいたくなることもあるかもしれませんが、冷静に論理的に反論することが大切です。融資担当者が指摘をする理由の多くは、上司や経営陣に融資案件を説明する際に、同じような疑問や反論が出ることが予想されるためです。担当者は、上司に対して「顧客はこれだけの市場調査を行い、売上根拠も示しています」と説明できるようにするため、事前に確認しているのです。

否定的な発言に対しては、感情的に反論するのではなく、客観的な根拠を示し、論理的に反論しましょう。例えば、売上目標について指摘された場合は、具体的なデータや資料を提示し「市場調査の結果、この分野はまだ成長しており、実際にこのデータを元にした売上の見込みがあります」といった形で反論することで、納得を得やすくなります。

重要なのは、感情的に反論してしまわないようにすること、できる限り客観的な根拠を示すことです。

まとめ

1. リラックスして臨む

融資はビジネス取引。対等な立場で、事業計画と返済能力を明確に伝えましょう。金融機関は、事業が活性化し、利息を返済できるかを重視します。

2. 質問の意図を確認する

担当者は業界の専門家ではありません。質問が不明瞭なら「どういう意味ですか?」と遠慮なく確認を。正確な回答で信頼を得られます。

3. 否定にも冷静に、根拠を示す

感情的にならないで。客観的なデータや調査結果を提示し、論理的に反論しましょう。

融資面談は緊張する場面ではありますが、事前に準備し、冷静に対応することで、良い結果を得ることができます。事業計画の詳細をしっかりと伝え、担当者との良好なコミュニケーションを図ることが、融資をスムーズに進めるための鍵になります。

最後までお読みいただきありがとうございました!

融資を含め、経営計画の策定などについて不安を感じている方は、どうぞお気軽に当事務所にご相談ください!

売上10%減で利益70%減!?経営者が知るべき「変動費と固定費」の衝撃関係

こんにちは!FLOW会計事務所の堀です。

前回のブログでは、損益計算書に示される5つの利益について解説しました。それぞれの利益が会社のどの側面での儲けを示しているかをご理解いただけたかと思います。

では、これらの利益は、売上が増減したときに、同じ割合で変化するのでしょうか?

例えば、「売上が10%減ったら、利益も10%減るんでしょ?」と考えていませんか?

実は、そうではありません。売上の変化は、利益にもっと大きな影響を与えます。その鍵を握るのが、「変動費」と「固定費」という費用の分類です。

今回は、この変動費と固定費の仕組みを理解することで、売上と利益の意外な関係、そして経営判断に役立つ考え方について解説します。

◆ 利益変動の鍵は「変動費」と「固定費」

会社の費用は、大きく分けて「変動費」と「固定費」のどちらかになります。

  1. 変動費(へんどうひ):売上の増減に比例して変動する費用です。例:商品の仕入れ原価、材料費など。ラーメン屋さんの麺やスープ、具材の原価などがこれにあたります。
  2. 固定費(こていひ):売上の増減にかかわらず、あまり変動しない費用です。例:人件費(給料、役員報酬)、家賃、水道光熱費、減価償却費、広告宣伝費、リース料など。ラーメン屋さんの店員さんのお給料や家賃などがこれにあたります。

損益計算書では、売上から変動費(売上原価)を差し引いたものが「売上総利益(粗利)」となり、その売上総利益から固定費(販売費及び一般管理費など)を差し引いて「営業利益」「経常利益」が計算されます。

◆ 売上減少の衝撃!利益はもっと減る!?

ラーメン屋さんを例に、売上が変動した場合の利益への影響を考えてみましょう。

元の状態: 売上5,000万円、変動費1,500万円(売上の30%)、粗利3,500万円(売上の70%)、固定費3,000万円、経常利益500万円。

ここで、もし売上が10%減少して4,500万円になったらどうなるでしょうか?

変動費(原価)は売上に比例するので、10%減少し1,350万円になります。

粗利も売上に比例するので、10%減少し3,150万円になります。

ここまでは売上と同じ10%の減少です。しかし、固定費は売上が減っても変わりません。3,000万円のままです。

結果として、経常利益はいくらになるでしょう?

粗利3,150万円 - 固定費3,000万円 = 経常利益150万円

元の利益が500万円でしたから、150万円になったということは、利益はなんと70%も減少しています! 売上は10%しか減っていないのに、利益は7倍の割合で減ってしまったのです。

さらに、売上が20%減少して4,000万円になった場合も考えてみましょう。

変動費(原価)は20%減少し1,200万円。

粗利は20%減少し2,800万円。

 固定費は変わらず3,000万円。

結果、経常利益は 2,800万円 - 3,000万円 = △200万円。

売上が20%減っただけで、赤字になってしまうのです。

このように、固定費が存在することで、売上のわずかな減少が利益に壊滅的な影響を与える可能性があるのです。

◆ 売上増加の恩恵!利益はもっと増える!!

逆に、売上が増加した場合はどうでしょうか? もし売上が10%増加して5,500万円になったら?

変動費(原価)は10%増加し1,650万円。

 粗利も10%増加し3,850万円。

固定費は変わらず3,000万円。

結果として、経常利益はいくらになるでしょう?

粗利3,850万円 - 固定費3,000万円 = 経常利益850万円

元の利益が500万円でしたから、850万円になったということは、利益は1.7倍に増加しています! 売上は1.1倍になっただけなのに、利益は1.7倍です。

このように、固定費が一定であるために、売上が増加した際には、変動費以外の部分がすべて利益として積み増されるような形になり、利益が爆発的に増えるという現象が起こります。これは「レバレッジ効果」とも呼ばれます。

では、利益を2倍の1,000万円にするために、どれだけ売上を増やせばいいかという計算もしてみましょう。固定費3,000万円を賄い、かつ利益を1,000万円出すためには、粗利が合計4,000万円必要です。元の粗利率が70%でしたから、4,000万円 ÷ 70% = 約5,714万円の売上が必要となります。これは元の売上5,000万円から約14%増やすだけで達成できる数字です。

つまり、売上を約1.14倍にするだけで、利益は倍になる可能性があるのです!

◆ 変動費率(原価率)の重要性

この売上と利益の関係において、変動費率(売上に対する変動費の割合、ラーメン屋さんの例では原価率30%)も非常に重要です。

もし、ラーメン屋さんが材料を少し奮発して原価率が30%から40%に上がってしまったらどうなるでしょうか? この場合、粗利率は60%になります。
同じように利益1,000万円を目指すために必要な粗利4,000万円を達成するには、必要な売上は 4,000万円 ÷ 60% = 約6,667万円となります。

原価率が10%上がっただけで、同じ利益を出すために必要な売上が、約5,714万円から約6,667万円へと大きく跳ね上がってしまうのです。
利益の出ている企業は、この原価率などの変動費率がブレずに安定している傾向があります。逆に、利益が出にくい企業は、変動費率が月によってブレやすい傾向があります。

◆ 売上だけ見てない?粗利で会社規模を判断しよう

「年商(年間売上高)」だけで会社の規模を判断することの危険性もあります。
例えば、卸売業のように原価率が非常に高く(9割など)、粗利率が低い(1割など)ビジネスモデルの場合、大きな粗利を稼ぐためには、非常に大きな売上を上げる必要があります。例として、売上が3億5,000万円でも原価率9割の卸売業の会社の場合、粗利は3,500万円になります。

一方で、原価がないようなサービス業で粗利率が非常に高い(ほぼ100%に近い)ビジネスモデルの場合、同じ3,500万円の粗利を稼ぐのに必要な売上は、単純計算で3,500万円ということになります。

売上だけを見ると「3億5,000万円」と「3,500万円」で会社の規模が全く違うように見えますが、「粗利」という観点で見ると、同じ3,500万円を稼いでいるという意味では「同じ規模の会社」と捉えることができるのです。
つまり、「粗利」こそが、その会社の稼ぐ力や実質的な規模を比較する上でより重要な指標だと言えるでしょう。

◆ まとめ:自社の「変動費」と「固定費」を把握しよう

会社の費用は、売上に比例して動く「変動費」と、売上に関わらず一定の「固定費」に分けられます。

 この費用構造があるため、売上の増減は、利益にそれ以上の割合で影響します。これが「レバレッジ効果」です。売上が少し減るだけで利益が激減したり、少し増えるだけで利益が大きく増えたりします。目標利益を達成するために必要な売上は、変動費率(特に原価率)によって大きく変わるため、変動費率のコントロールも非常に重要です。

 会社の規模や稼ぐ力を判断するには、売上高だけでなく粗利(売上総利益)に注目することが有効です。

「うちの会社の変動費率はどれくらいだろう?」「固定費はいくらあるんだろう?」「目標利益達成にはあとどれだけ売上や粗利が必要なんだろう?」といった疑問をお持ちの方、ぜひ一度自社の数字を分析してみてください。

損益計算書を変動費と固定費に分解し、自社の状況を深く理解することで、より効果的な経営戦略を立て、会社の成長を加速させることができるはずです。

自社の費用分解やシミュレーションの方法、経営計画の策定などについて、さらに詳しく知りたい、税理士と一緒に考えていきたい、という方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽に当事務所にご相談ください。

経営者が知っておくべき!損益計算書の5つの利益とは?

こんにちは。FLOW会計事務所の田山です!今回は、損益計算書に存在する5つの利益について解説します。これらの利益を知ることで、会社の「どこが良くて、どこに課題があるのか」が見えてくるようになります!

損益計算書にある5つの利益とは?

損益計算書は、会社の一定期間の収益と費用をまとめ、利益を計算する書類です。その中に計算される利益は、以下の5種類があります。

売上総利益(粗利)・営業利益・経常利益・税引前当期純利益・当期純利益

それぞれがどのような利益なのか、具体的に見ていきましょう!

売上総利益(粗利)

損益計算書の一番上にくる売上高から、その売上を上げるために直接かかった費用である売上原価を差し引いて計算されるのが、売上総利益です。一般的には「粗利(あらり)」とも呼ばれます。

  • 計算式:売上総利益 = 売上高 - 売上原価

会社の主たる営業活動によって得られた利益の源泉と言えます。

◆営業利益

売上総利益(粗利)から、商品の販売や会社の管理にかかる費用である販売費及び一般管理費(人件費、家賃、水道光熱費、役員報酬、消耗品費、広告宣伝費、リース料など)を差し引いて計算されるのが、営業利益です。

  • 計算式:営業利益 = 売上総利益 - 販売費及び一般管理費

会社が「本業」でどれだけ利益を出しているかを示す大事な指標であり、銀行が最も注目する利益でもあります。

◆経常利益

営業利益に、本業以外の活動から生じる営業外収益(受取利息や補助金収入など)を加え、本業以外の活動にかかる営業外費用(借入金の利息や雑損失など)を差し引いて計算されるのが、経常利益です。

  • 計算式:経常利益 = 営業利益 + 営業外収益 - 営業外費用

本業とそれ以外の経常的な活動を含めた、会社の通常の活動全体から生み出される利益と言えます。別名「経常(ケイツネ)」と呼ばれています。

◆税引前当期純利益

経常利益に、臨時に発生した特別な利益である特別利益(固定資産売却益など 例えば、帳簿価格より高く車を売却した場合の利益)を加え、臨時に発生した特別な損失である特別損失(固定資産売却損など)を差し引いて計算されるのが、税引前当期純利益です。

  • 計算式:税引前当期純利益 = 経常利益 + 特別利益 - 特別損失

特別利益や特別損失は突発的に生じるものが多く会社の「本当の実力」を反映しないことが多いです。

また、節税対策でこの段階で大きく利益が変動することもあるため、日常的な経営管理という点では、前の3つの利益ほど頻繁に管理する必要はないかもしれません。

◆当期純利益

税引前当期純利益から、法人税、住民税、事業税といった税金を差し引いて計算されるのが、当期純利益です。

  • 計算式:当期純利益 = 税引前当期純利益 - 法人税等

最終的に会社に残る利益となります。一般的に「赤字」「黒字」という場合、この当期純利益がプラスかマイナスかを指すことが多いです。

◆どの利益が重要?どう活用する?

5つの利益それぞれに意味がありますが、特に経営判断や会社の状況を把握する上で重要なのは、売上総利益、営業利益、経常利益の3つだと言えるでしょう。

  • 売上総利益:本業の儲けの源泉。目標は「社員数 × 1000万円」商品やサービスの魅力、原価の管理が適切かを見ます。
  • 営業利益:本業の収益力。銀行が最も重視。例えば、コロナ禍のように、本業(営業利益)は赤字でも、補助金など(営業外収益)によって経常利益がプラスになる会社もありますが、銀行は本業の赤字を重視する傾向があるようです。
  • 経常利益:会社全体の通常の収益力を把握。目標は「売上総利益の10%」。

一例として、売上総利益の目標設定を「社員数(役員含む)× 1000万円」という考え方があります。社員が5人なら、売上総利益5000万円を目標に設定。そして、その売上総利益の10%(500万円)を経常利益として残すことを目標に、経費(特に固定費)をコントロールしていく方法です。

◆まとめ

特に今回ご紹介した利益を理解し、それぞれの数字が何を意味するのか、自社の状況はどうなっているのかを定期的に確認することが、より良い経営判断と会社の成長に繋がります。目標と比較することで、次に打つべき手がきっと見えてくるはずです。

数字は、会社の未来をつくるヒントです!ぜひお手元の試算表で確認してみて下さい。

社長の給料、多くとる?会社に残す?どっちがお得?

こんにちは!FLOW会計事務所スタッフの篠原です。日々の経営、本当にお疲れ様です!

今回は、社長さんや法人の代表の方からよく聞かれる「役員報酬っていくらにするのがいいの?」というテーマについて解説します。

■所得税と法人税の違いをおさらい

個人にかかる所得税・住民税は「累進課税」。つまり、所得が増えるほど税率も上がります。最高で55%にもなることも。一方、法人にかかる法人税は利益800万円までが約23%、それを超えると約33%。この違いが、報酬を多く取るか、会社に利益を残すかを迷わせるポイントになります。

■よく聞く「所得900万円ライン」って?

ネットなどで「役員報酬は900万円くらいまでがいい」という情報を見たことがある方も多いと思います。これは、所得が900万円を超えると税率が33%→43%に上がるからです。会社の利益800万円超の税率が33%なので、「それ以上は会社に残した方が得では?」と考えられるわけですね。

ただし、この900万円というのは“所得”。額面ではなく、社会保険料や各種控除後の金額です。額面で1250〜1300万円くらいとイメージしてください。(個々の所得状況によって変わりますので、あくまで目安としてお考え下さい)

■報酬を抑えると損?将来の落とし穴

一見、法人税率の方が低いから会社に利益を残した方が得…と思うかもしれません。でも、会社に利益をため込みすぎると株価(自社株の評価額)が上がってしまうというリスクも。将来、事業承継の際に多額の贈与税や相続税がかかってしまう可能性があるのです。贈与税の最高税率は所得税と同じ55%です。もし後継者が株を買い取るとしても、そのための資金を数億円も用意するのは現実的に難しいですよね。 結果として、事業承継自体がスムーズに進まなくなる…というケースが本当に多いそうです。

■役員報酬を多く取るメリット

たとえ税率が高くても、報酬が増えれば手取りも増えます。たとえば年収3500万円なら、手取りは約2000万円。一方、額面1280万円(所得900万円相当)では手取り約907万円。その差は大きいですよね。

増えた手取りを資産運用に回すという選択肢もあります。投資の利益にかかる税金(譲渡益・配当など)は約20%。これは所得税や法人税よりずっと低い税率です。報酬を多く取って、税金を払いつつも、運用でトータルの資産を増やす考え方も有効です。

■利益を残した方が良いケースも

もちろん例外もあります。たとえば、上場を目指している、M&Aで会社を高く売りたいという明確な目的がある場合は、会社の利益を増やす方が戦略的に有利なことも。

ただ、M&Aでも「社長にこれだけ報酬を払っても利益が出る会社」と評価されることもあるので、必ずしも役員報酬がマイナスになるわけではありません。

■まとめ:バランスが大事!

800~900万円のラインは一つの目安ですが、必ずしもそれにこだわる必要はありません。将来の事業承継や社長さんご自身の資産形成も見据えて、ある程度報酬を多く取りつつ、資産運用に活用する方がトータルで有利になる可能性もあります。

とはいえ、最適な報酬額は会社ごとの状況や社長さんの考え方によって違ってきます。悩まれたときは、ぜひ私たちにご相談くださいね。一緒に最適なプランを考えていきましょう!

毎月引かれている住民税の仕組みを理解されていますか?!

こんにちは!FLOW会計の庄司です。 今回はなんとなく聞いたことのある住民税について説明していきたいと思います。

住民税はどんなことに使われている?

住民税は、地域で暮らす私たちの生活を支えるために使われています。たとえば、小中学校の運営や保育・介護サービス、ゴミの収集・道路の整備、さらには消防や防災対策など、多岐にわたる公共サービスの財源となっています。法人が支払う住民税も、同様に地域の基盤づくりに活用され、すべての住民が安心して暮らせるまちづくりに貢献しています。つまり住民税は、地域をより良くするための大切な「会費」のようなイメージです。

住民税は2つの構成から成り立っている

住民税は下記の2つの構成で成り立っています。

  1. 所得割:前年の所得金額に応じて課税される部分
  2. 均等割:所得金額にかかわらず、一定の金額で課税される部分

1.所得割について

前年の1月1日から12月31日までの所得(もうけ)に応じて計算されます。計算の大まかな流れは以下のとおりです。

 (前年の所得金額※1 – 所得控除額※2) × 税率※3 – 税額控除額※4= 所得割額

※1 給与所得、事業所得、不動産所得等各種所得の合計額です。

※2 納税者の個人的な事情を考慮して、所得金額から差し引かれる金額で、基礎控除、配偶者控除、扶養控除、社会保険料控除、生命保険料控除などがあります。

※3 原則として一律10%です(道府県民税4% + 市町村民税6%)。ただし、自治体によっては超過課税として税率が上乗せされる場合があります。

※4 寄附金(ふるさと納税など)税額控除

2.均等割について

均等割は、所得の多少にかかわらず、その地域に住所がある方に対して一律の金額で課税されます。

金額は市町村によって異なりますが、6万円~7万円が相場です。

住民税の納税方法は?

住民税は、原則として年末調整や確定申告を経て、各市町村が計算し、その金額を確定させます。住民税の納税額は毎年5月頃に各市町村から納税者またはお勤め先に通知されますが、納税方法は2種類あります。

  1. 特別徴収::給与所得者の場合、毎月の給料から天引きされる方法です。
  2. 普通徴収:給与所得者以外の方(自営業者、年金受給者など)の場合、自治体から送付される納付書を使って、年4回に分けて自分で納付する方法です。口座振替も選択できる場合があります。

お勤め先がある場合には、基本的に特別徴収。それ以外の場合には普通徴収になる。と考えていただければよろしいかと思います。

住民税の注意点は?

住民税の特徴的な部分は、前年の所得に対して当期に課税される金額が決定するという点です。そのため、退職して収入がなくなった場合でも、前年の所得に応じて住民税を納付する必要が出てきます。

また、社会人2年目の方などは6月くらいから手取額が減ったと感じる方がいるかもしれませんが、住民税の控除が行われていることが原因と思われますので給与明細を確認してみてください。サラリーマンの方の場合、もう間もなく今年の住民税の通知書が会社から渡されると思いますので何も見ずに捨てるのではなく一度は目を通すようにしてください。自分がどれだけの住民税を払っているのかを知るいい機会になると思いますよ。

今回は住民税について考えてみました。最後までお読みいただきありがとうございました!

MISSION・VISION・VALUEのワークショップを開催しました!

こんにちは!FLOW会計事務所の木村です。

5月13日(火)につくばセンタービルにあるco-enでマネーフォワードの方にご協力いただき、ワークショップを開催しました!今日はこのワークショップについてお話していこうと思います。

今回のワークショップは、事務所の今後の方向性を決めるために行われ、「ミッション(Mission)・ビジョン(Vision)・バリュー(Value)」のうち「バリュー(Value)」の部分について4班に分かれて話し合い、発表をしました。

MISSION・VISION・VALUEとは?

これらの要素が明確に定義されることで、組織の方向性を示し、社内外の関係者が共通の目標に向かって進むことができます。

MISSION

企業‧組織が果たすべき使命や存在意義。企業が何をしているのか、どんな価値を提供しているのかを明確にするものです。

VISION

企業‧組織の理想像や中⻑期的な⽬標。理想的な未来像を示し、企業が目指す方向性や理想を示します。

VALUE

組織が重視する価値観や信念を表します。これは企業文化や行動指針に反映され、組織のメンバーが共有するべき価値観です。

MISSION・VISION・VALUEのという「共通認識」となる基準を設定することで、社内制度やルール、⽬標設計をつくり、ゴールまでのマイルストーン(道順)を策定しやすくなります。

Session1 MISSIONとVISIONの「GOOD」「MOTTO」

最初のSessionでは、代表の佐藤が事前に個人でワークしていたMISSIONとVISIONの内容、なぜそのMISSION、VISIONにしたのかについて共有を受けるとともに、下記のチェックポイントに沿って、メンバーみんなでそのMISSIONとVISIONの「GOOD」なところ、「MOTTO(もっと)」な部分をディスカッションしました。

MISSIONの「GOOD」「MOTTO」のチェックポイント

  • 社会の困りごとが明確化され、解決
  • される未来がイメージできるか
  • 代表の⽬指す理想の社会像は描かれているか
  • 社員からの共感が得られる
  • 自分らしさを感じるか

VISIONの「GOOD」「MOTTO」のチェックポイント

  • Missionの通過点になっているか
  • 数年内に実現できるイメージが持てるか
  • 社員からの共感が得られる内容になっているか
  • ⾃社らしさを感じるか

ポジティブな意⾒だけでなく、不明点や共感できない点など、率直な意⾒を出し合えたと思います。

Session2 FLOWのあるべき姿

次にFLOWが「お客様に対して」「社会に対して」「社員に対して」「パートナーに対して」の4視点から「Will(どうありたいか)」「Can(なにが得意か)、Must(なにをすべきか)」について、個々でワーク⇒グループでディスカッションを行いました。

考えて意見を出す中で、言葉は違うけれど、意味や考えていることは同じ人も多くいました。また、ぱっと見ではどういった経緯でこの言葉を書いたのか疑問に思うことも、理由を聞くと納得できることも多かったです。それぞれで考えていることをみんなで共有できたことは新鮮でしたし、楽しかったです!

Session3 VALUEの洗い出し&まとめ

みんなで「あるべき姿」を考えた後、みんなで寄せ合ったメッセージを集約し、キーワード化するワークを実施しました。これはとっても難しかったです。。。VALUEは「お客様に対して」「社会に対して」「社員に対して」「パートナーに対して」、FLOWがどういうスタンスで事業を行っていくかどうかの基準になります。また、VALUEはメンバーみんなにとって腹落ちする内容でなければなりませんし、短いメッセージでないと、単純に覚えにくく浸透も難しくなります。今回の回では、VALUEとしてのフレーズ化という最終着地点まで行くことはできなかったのですが、メンバーが考えていることや、こうしたい、こうすべき、という方向性まではまとめることができました。この方向性を維持しつつも、最終的なフレーズ化は佐藤やマネージャー陣でまとめあげてもらうことでお開きになりました。

総括

今回のワークショップは、個々人の考えを言語化して、共有し合うという時間が特に意義あるものだったと感じています。代表が一方的に考えるような経営理念にも大きな意味はあるかとは思いますが、みんなで話し合って方向性を決めていくというところがFLOWの良さでもあるので、今回のようなワークショップが定期的に開催できるといいなって思いました。

今回、ワークショップで考えた、MISSIONやVISION、VALUEはホームページにも掲載します。載るまでに時間はかかってしまうと思いますが、ぜひのぞきに来ていただけたら嬉しいです!

親子間でのお金の貸し借りが贈与になってしまうことも?!

こんにちは。FLOW会計事務所の野澤です。

今回は、親子間での金銭の貸し借りを行う際に「贈与」とみなされ、高額な贈与税が課税されるのを避けるための重要なポイントについて解説いたします。

当事務所にも、「親に住宅ローンの返済資金を借りた」「子供に事業資金を貸したい」といったご相談が数多く寄せられます。しかし、安易な金銭の移動は税務署から贈与と判断され、思わぬ税負担が生じる可能性があります。

【税務署から贈与とみなされないための4つのポイント】

1.金銭消費貸借契約書(借用書)を必ず作成する。

親子間であっても、金銭の貸し借りを行う際には必ず借用書を作成しましょう。口約束だけでは税務署に贈与とみなされる可能性が高まります。

借用書には、以下の項目を明確に記載することが重要です。

  • 貸主(親)と借主(子)の住所と氏名(自署と押印)
  • 契約日
  • 借入金額(金額の頭に「金」と記載することで改ざんを防ぎます)
  • 返済期日(完済予定日を具体的に記載します)
  • 利息(利息を取る場合は利率を記載します。後述しますが、利息の有無は必ずしも贈与と判断される決定的な要因ではありません)
  • 遅延損害金(返済が遅れた場合の取り決めを記載します)
  • 返済方法(毎月の返済額、振込先の銀行口座などを具体的に記載します)

借用書には収入印紙を貼付し、割印(契印)をすることも忘れずに行いましょう。「国税庁の印紙税額一覧表」で借入金額に応じた収入印紙の金額を確認してください。もし収入印紙の貼付を忘れた場合、税務調査で指摘され本来の印紙税額の2倍のペナルティが課せられる可能性があります。

また、税務署からの疑いを避けるため公正証書を作成する必要はありませんが、契約日に借用書が存在していたことを証明するために、確定日付を取得しておくことが推奨されます。確定日付は、公証役場にて手数料700円で取得できます。お近くの公証役場は、インターネットで「お住まいの地域名+公証役場」で検索できます。

2. 利息は取っても取らなくても良いが、無理子には注意する。

税務署に借入れであることを示すために利息を取るべきかという質問が多くありますが、利息の有無が直ちに贈与と判断されるわけではありません。

ただし、国税庁の見解として、無利息などの場合は、本来取るべき利息に相当する金額が贈与として取り扱われる場合があるとされています。これは、「場合がある」という曖昧な表現であり、無利息だからといって借入金全額が贈与とみなされるわけではありません。

重要なのは他のポイントと合わせて、真に金銭の貸し借りであると認められるかどうかです。

3. 借入金額に対して返済能力があること。

税務署は、借主(子)に借入金を返済する能力があるかどうか?を重視します。

例えば、年収300万円の子供が親から1億円を借り、毎月5万円ずつ返済する計画を立てた場合、完済までに200年近くかかる計算になります。このような場合、税務署は「本当に返済する意思があるのか?」と疑問を持ち、贈与と判断する可能性が高くなります。

借入金額と借主の返済能力に見合った現実的な返済計画を立てることが重要です。返済期間は、一般的な10年~30年程度に収まるように計画しましょう。

4. 返済実績をしっかりと残す。

実際に毎月きちんと返済を行っている実績を残すことが非常に重要です。

借用書に返済方法として銀行振込を記載した場合は、必ずその通りに銀行振込で返済を行い通帳に記録を残しましょう。

現金の受け渡しは、証拠が残らないため、税務署から贈与と疑われる原因となります。たとえ毎月きちんと手渡しで返済していたとしても、通帳に記録がなければ、税務署にその事実を証明することが難しくなります。

【まとめ】

親子間の金銭の貸し借りにおいて、贈与税を回避するための重要なポイントは以下の4点です。

  • 金銭消費貸借契約書(借用書)を必ず作成し、収入印紙を貼付、割印、可能であれば確定日付を取得する。
  • 利息の有無は絶対ではないが、無理子での貸し借りには注意する。
  • 借入金額に対して現実的な返済能力に基づいた返済計画を立てる。
  • 借用書に記載した返済方法に従い、しっかりと返済実績を残す。(銀行振込を推奨します)

これらのポイントを守り、適切な手続きを行うことで、親子間の金銭の貸し借りが贈与とみなされるリスクを大幅に減らすことができます。

もし、親子間の金銭の貸し借りについてご不安な点やご不明な点がございましたら、自己判断せずに税理士にご相談いただくことをお勧めいたします。

【徹底比較】マネーフォワードとfreee、クラウド会計はどっちがいい?

こんにちは、FLOW会計の正木です!

クラウド会計ソフトを導入する企業が年々増えています。
でも、「マネーフォワードとfreee、どちらを選べばいいのかわからない…」というお声をよくいただきます。

どちらのソフトも日常的にサポートしている立場から、それぞれの良さや向いている企業タイプをお伝えできるのは私たちの強みです。

今回は、初めてクラウド会計を検討している方や、乗り換えを考えている方に向けて、マネーフォワードとfreeeの違いをわかりやすくご紹介します!

 

そもそもクラウド会計ソフトってどう選ぶ?

選ぶときに意識したいのは、単なる「価格」や「機能数」だけではありません。
一番大切なのは、“自社の業務に合うかどうか“です。

チェックしたいポイントとしては、たとえばこんなところ:

  • 操作がわかりやすいか
  • 他のシステムやツールと連携できるか
  • 導入後のサポート体制は十分か
  • 拡張性や柔軟性があるか

このあたりを見ながら、次にそれぞれのソフトの特徴を見ていきましょう!

 

マネーフォワード クラウド会計の特徴

\ バックオフィス全体の効率化に強い! /

マネーフォワードは、会計にとどまらず、給与計算・勤怠管理・請求・経費精算などを一元管理できる「統合型クラウドツール」です。
社内の仕組みをまるごと整えたいときに、とても頼りになります。

特におすすめの企業タイプ

  • 紙やExcelでの管理が中心だった企業
  • 会計・人事・労務など、バックオフィス全体をまとめて効率化したい
  • 管理部門が少人数で、業務を兼任している
  • クラウド会計の導入が初めての企業

注目ポイント

  • 会計・給与・経費などを1つのIDでまとめて操作可能
  • プランによっては追加費用なしで多機能が利用可能
  • 自動で帳簿やレポートが作成できるため、経営分析にも活用できる
  • 導入時のサポートが手厚いので安心

 

■ freee会計の特徴

\ 自由な連携とカンタン操作が魅力! /

freeeは、業務の流れに沿った設計と、高い連携性・カスタマイズ性が特徴のクラウド会計ソフトです。
直感的な操作で、会計に詳しくない人でも使いやすい点が人気です。

特におすすめの企業タイプ

  • Salesforceやkintone、SmartHRなど、他のクラウドツールを活用している
  • 会計が苦手な担当者でも、流れにそって作業できるようにしたい
  • スタートアップやフリーランスなど、スピード重視のビジネス
  • 自社のやり方にあわせて、柔軟に運用したい企業

注目ポイント

  • 見積→請求→入金→会計仕訳までを自動化できる業務フロー設計
  • 外部ツールとの連携が豊富で、API連携によるカスタマイズも簡単
  • スマホアプリが使いやすく、外出先からの経費入力や確認もスムーズ
  • ノーコードで業務自動化(ワークフロー設定など)も可能

 

結局どっちを選べばいいの?

どちらを選ぶかは、「自社がどんな業務スタイルを大切にしているか」で決まってきます。

🔸 マネーフォワードがおすすめな方

  • バックオフィス業務を一括でまとめたい
  • 社内の業務フローを標準化したい・整備したい
  • クラウド導入が初めてで、安心できるサポートが欲しい
  • 機能は豊富だけど、使いやすさもしっかり重視したい

→ 業務基盤をしっかり整えたい中小企業や初導入の企業にぴったり!

🔸 freee会計がおすすめな方

  • 他のITツールとの連携を重視している
  • 会計に詳しくない人でも、直感的に操作できるソフトを使いたい
  • 柔軟な業務フローに対応できるツールがほしい
  • ノーコードやアプリを活用して、業務をどんどん自動化したい

→ スピード感のある会社や、IT活用が進んでいる企業に最適!

 

まずはお気軽にご相談ください!

マネーフォワードとfreee、どちらもとても優れた会計ソフトですが、向き・不向きがあります。
私たちは両方のツールに精通しているので、中立的な立場から“本当に合うほう”をご提案することが可能です。

「うちにはどっちが合うんだろう?」
「まずは一度話を聞いてみたい」
そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください!

クラウド会計の導入で、経理をもっとラクに、もっと強く。
一緒に、業務改善を進めていきましょう!

 

個人事業主のコレって経費になりますか?よくいただく質問を解説します!

こんにちは、FLOW会計事務所の会田です。
今回は、個人事業主の方からよくご相談を受ける「経費になる?ならない?」というテーマについてお話しします。

「これは経費にしてもいいのかな?」とモヤモヤしたこと、一度はありますよね。
この記事では、経費の基本から判断基準、よくある質問、そして税務調査で注意されやすいケースまで、わかりやすく解説していきます。

 

◇「経費で落とす」とはどういうことか?

個人事業主にとって、経費の計上は節税のカギ。
事業に必要な支出を経費として認めてもらうことで、課税される所得(利益)を減らすことができます。

たとえば――

  • 売上:100万円
  • 経費:30万円
    ⇒ 利益は70万円。ここに税金がかかります。

もし経費を80万円計上できれば、利益は20万円となり、税額は大きく変わります。
だからこそ、「何が経費になるのか」を正しく知っておくことがとても大切なのです。

 

◇経費の判断基準は2つだけ!

法律で細かくリストアップされているわけではありませんが、
経費として認められるかどうかは以下の2つの視点で判断されます。

  1. 事業との関連性があるか?
  2. 収益の増加・維持に貢献しているか?

この2つを満たすものであれば、基本的には経費になる可能性が高いです。
とはいえ、実際の現場では判断が難しいグレーなケースもありますよね。次は、よくある質問を取り上げて解説します。

 

◇よくある「経費の線引き」Q&A

Q1:ひとりでの食事代、経費になりますか?

A1:原則NGです。
食事は私的な支出とみなされがちですが、業務中に打ち合わせ目的で利用した場合などは「内容の説明」ができれば経費になる可能性も。
ただし「お腹が空いたから食べた」は完全にアウトです。

 

Q2:旅行の費用は経費になりますか?

A2:プライベート旅行はNG。
一方で、出張や視察、セミナー参加など事業目的での移動や宿泊費は経費になります。
レジャー要素が強いと認められないので、計画・記録をしっかり残しましょう。

 

Q3:衣装や美容代はどうですか?

A3:業種によります。
たとえば、アナウンサーやインフルエンサーなど、外見が事業と直結する職種では衣装や美容費が経費になるケースも。
ただし、一般的な服や私的な美容院代は、ほとんどの場合NGです。

 

Q4:町内会費はどうですか?

A4:自宅分はNG、オフィス分はOK。
自宅兼事務所の場合の町内会費は基本的に経費にできません。
ただし、独立したオフィスを借りていて、その所在地の町内会費であれば経費になるケースがあります。

 

◇税務調査でよく見られるレシートの特徴

税務調査では、次のような「不自然なレシート」がチェックされやすいです。

  • お子様メニューや複数人分の食事がある(家族と行ったのでは?)
  • 土日・年末年始など、通常業務がない日に高額な支出が集中している
  • 家族構成と一致する人数での食事が多い
  • 自宅近辺の飲食店を頻繁に利用している

これらはすぐに否認されるわけではありませんが、「説明できないもの」は経費にしないのが鉄則です。

 

◇まとめ:迷ったら「説明できるかどうか」がポイント!

経費の判断に迷ったら、

  • 事業に本当に必要な支出か?
  • 誰にでも説明できる理由があるか?

この2点を自問してみてください。後ろめたい気持ちがあるなら、経費にしない勇気も大切です。

また、税務署とのトラブルを避けるためにも、専門家に早めに相談することが一番確実です
私たち会計事務所も、皆様の不安や疑問を丁寧にサポートいたしますので、お気軽にご相談くださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

知らないと後悔する!? 法人化のメリット・デメリット徹底解説!

まずは、4月から新しいスタートを切った皆さーーーん!!!

新しい出会いや学びと幸がありますように、祈願しておりまーーーす!

さて、本年もなんとか無事に確定申告が終わりました♪

\(^o^)/ FLOW会計事務所のIWASEデス \(^o^)/ こんにちは!

 

今回は、個人の確定申告が終わったばかりの個人事業主の皆様に向けて、【 法人化 】について徹底解説していきたいと思います!

「法人化すると節税になる」というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、実はメリットだけでなく、注意すべきデメリットも存在します!

 

Ⅰ. 法人化とは? 個人事業との違い

 

現在、個人事業主やフリーランスとして活躍されている方が、新たに「法人を設立すること」が法人化です。専門用語では【 法人成り 】とも呼ばれます。

 

個人事業を始める際には開業届を提出しますが、法人を設立する際にはこの「開業届を停止し、法人設立の手続きを行う」必要があります。

 

税金面では、個人事業で納めていた《 所得税 》から、法人設立後は《 法人税 》を納めることになります。所得税と法人税では、税法のルールも異なるため注意が必要です!

 

〈 法人 〉は、個人とは〈 別人格 〉として扱われます。

 

Ⅱ. 法人化のメリット

 

法人化には、以下のようなメリットが挙げられます!

 

① 節税効果がある場合がある

所得税は所得が増えるほど税率が上がりますが(最大45%)、法人税率は比較的[ 一定 ]です(資本金1億円以下の普通法人で年800万円以下の所得の場合、15%)。所得が増加すると、法人税率の方が所得税率よりも低くなるタイミングがあります。ただし、法人税の他に法人住民税や事業税なども考慮する必要があるため、単純な税率比較だけでは判断できません。

② 信用力が増す

法人格を持つことで、取引先や金融機関からの信用が高まり、「資金調達がしやすくなる」可能性があります。住宅ローンやクレジットカードの審査などでも有利になる場合があります。

③ 自分の給与を役員報酬として経費にできる

個人事業では、事業主自身の給与は原則として経費になりませんが、法人では[ 役員報酬 ]を定めることで経費として計上できます。

④ 決算日を自由に選べる

個人事業の決算日は12月31日と決まっていますが、法人の場合は「任意の月を決算日」に設定できます(例:3月末、7月末など)。

 

Ⅲ. 法人化のデメリット

 

一方で、法人化には以下のようなデメリットも存在します!

 

① 手続きに費用と手間がかかる

法人設立には、「登録費用や印紙代など、25~30万円程度の費用」がかかります。司法書士に依頼する場合はさらに費用がかかります。

② 確定申告が複雑になり、税理士費用がかかる可能性が高い

法人決算は専門知識が必要となるため、「税理士に依頼する費用」が発生する可能性があります。

③ 経理・事務作業の負担が増える

個人事業に比べて、会計処理や提出書類が増えるなど、「事務作業が煩雑」になります。

④ 社会保険への加入が義務付けられる

社長1人でも社会保険に加入**する必要があり、保険料の負担が増えます。個人事業の場合、従業員が5人未満であれば社会保険への加入は必須ではありません。

⑤ 赤字でも税金(均等割)がかかる

個人事業では赤字の場合、原則として税金はかかりませんが、法人の場合は『 赤字でも年間約7万円の均等割 』という税金を支払う必要があります。

⑥ 税務調査のリスクが上がる

法人成りすると、個人事業主と比較して「税務調査に入られる確率が高まる」傾向にあります。

 

Ⅳ. 法人化のタイミング

 

法人化のタイミングとして、売上ではなく「利益(所得)で考える」ことが重要です。

 

一般的な目安としては、「年間で800万円前後の利益が安定して残るようになってきたら」法人化を検討し始める良いタイミングと言えるでしょう。ただし、これはあくまで目安であり、個々の状況によって異なります。

 

その後も利益が「増加する見込み」がある場合は、早めに法人化を検討する方が良いかもしれません。しかし、将来の予測は不確実であるため、慎重な判断が必要です。

 

最初から法人としてスタートするパターンとしては、「事業規模が大きい」場合、「取引先が法人との契約しか認めない」場合、または「最初から代表取締役として事業を行うと決めている」場合などが挙げられます。

 

Ⅴ. 知っておかないと後悔するポイント

 

法人化による節税効果を期待するあまり、見落としがちな点があります!

 

① 役員報酬には所得税と住民税がかかる

法人税が安くなっても、役員報酬として受け取る金額によっては、所得税と住民税の合計額が個人事業の所得税と住民税よりも高くなる可能性があります。

② 役員報酬の決定は慎重に行う必要がある

役員報酬額は個人の生活費などによって異なります。安易に役員報酬を低く設定すると、個人の生活が立ち行かなくなる可能性があります。

③ 役員報酬は原則として期中に変更できない

一度決定した役員報酬は、原則として事業年度中は変更できません。

④ 法人税の他に、法人住民税や法人事業税などもかかる

法人化すると、所得税と住民税に加えて、法人税、法人住民税、法人事業税などがかかることを考慮する必要があります。一般的に、法人税関連の税金は合計で利益の約30%程度と言われています。

 

Ⅵ. 後悔しないためのアドバイス

 

法人化を検討する際には、「税金面だけでなく、メリットとデメリットをしっかりと比較検討し、シミュレーションを行う」ことが非常に重要です!

 

ご自身の働き方や価値観に合った選択をすることも大切です。

 

税金面だけでなく、「ビジネスの成長のタイミングや、新たな挑戦、大きな取引先との連携のチャンス」なども考慮して法人化を検討することが望ましいでしょう。

 

法人化は、必ずしも全ての方にとってメリットがあるわけではありません! 今回の情報を参考に、ご自身の状況をしっかりと分析し、後悔のない選択をしてください!

もし判断に迷う場合は、ぜひ一度当事務所にご相談くださいませ m(_ _)m

状況を詳しくお伺いし、最適なアドバイスをさせていただきます!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

追伸:今回も長文ですみません(^_^;)

IWASE的近況報告です(笑)愛娘の高校受験が無事に終わり、高校生の支度金にビックリしました。。。まさか、高1からiPadが必要だなんて、、、昔じゃ考えられないですねぇ。。。

しかも、最新の11世代を推奨とか、、、関税が上る前にゲットして良かったと捉えるべきかぁ。。。

また、愛息にはSwitch2の予約をせがまれ、とりあえず抽選に応募しました。。。当たるかなぁ(苦笑)当選したら支払確定かぁ。。。「お金は天下の回りもの」だしなぁとしみじみ感じます。。。 愛妻の話はまた今度ということで、、、ではまたぁ~ ヽ(^o^)丿