【住宅資金の非課税贈与延長!?】

税理士法人FLOW会計事務所です。

年末が近づいてくると「住宅資金の非課税贈与」についてはよくご質問をいただくのですが、この制度、時限法といって2023年12月末までの期間限定の制度になっています。

一番、最初に住宅資金贈与の非課税制度が制定されたのは平成21年になるのですが、10年以上、期間限定の制度として何度も延長されてきました。

12月4日時点で「延長を検討し、2024年度税制改正に反映させる」旨のニュースを目にしたので、今回もほぼ延長するとみて問題ないかなと考えています。

ただ、非課税の限度額が変更になる可能性は大いにあります。

2023年12月末までの現行制度ですと、省エネ住宅で最大1000万円までを非課税で贈与できることになっていましたが、増税の一環としてこの枠自体が小さくなる可能性はあります。

ただ、昨今、住宅価格も値上がっており、2023年は2021年と比較しても戸建で10%、マンションにいたっては30%ほど価格が上昇しているので、個人的には非課税枠は逆に上げるべきじゃないかと考えています。

ちなみに、東京都23区内の新築マンションの平均価格は2023年度の上半期で1億2962万円でした…

35年ローンで毎月の返済額は約40万円程度になります。

住宅ローンは手取り額の20%程度に抑えると考えると、毎月の手取り額は200万円近く必要になります…

こういった住宅事情の背景もあって、我々の住む茨城県つくば市は東京から転居してくる方が増えているのですが、同時につくばの住宅価格も値上がりしています…

以上を踏まえても、家を購入する機会を増やすことができるよう住宅資金の非課税贈与の非課税枠は上げるべきだと思いますね…

私見にはなりますが。

税制改正の大綱が発表されましたら、ブログでも概要をお伝えさせていただきます!

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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