【起業家のココロエ】

税理士法人FLOW会計事務所です。

今回は起業についてのハナシ。

これからお仕事を辞めて起業をしようかどうか悩んでいるそこのアナタ。

プレーヤー(職人)から起業家になる覚悟はできていますか?

起業家と職人とでは視点が全く異なります。

自分自身が、起業家としての視点を持ち合わせているのかどうか、①~⑥でセルフチェックしてみてください。


①起業家は「事業が成功するにはどうするべきか?」を考え、職人は「なんの仕事をするべきか?」を考えている。

②起業家にとって、会社とは顧客に価値を提供する場所である。その結果、利益がもたらされる。職人にとって、会社とは自己満足のために好きな仕事をする場所である。その結果として、収入がもたらされる。

③起業家は、最初に会社の将来像を確立したうえで、それに近づくために、現状を変えようとする。一方で職人は、不確実な将来に不安を抱きながら、現状が維持されることをただ願うばかりである。

④起業家は、まず事業の全体像を考えてから、それを構成する部品を考える。しかし、職人は、事業を構成する部品を考えることから始まり、最後に全体像が作られる。

⑤起業家は全体を見渡すような視点をもっているが、職人の視点は細部にこだわりがちである。

⑥起業家は自分の描く将来像から逆算して現在の自分の姿を決めるが、職人は現在の自分を基準に将来の自分の姿を決めてしまう。

引用「はじめの一歩を踏み出そう(著者 マイケル・E・ガーバー/訳者 原田善浩)


いかがでしたでしょうか?

起業をするにあたっては、心得ていなければならない内容ばかりです。

「どれも職人よりの考え方ばっかりだったわー」という方は起業をやめることをおススメします笑

起業には大きく分けて3つのフェーズがあるのはご存知でしょうか。


Ⅰ.幼年期

創業期。人を雇う余裕がないため、全ての業務を自分もしくは親族で対応する時期。

Ⅱ.青年期

業務を自分で対応することが困難になり、人を雇用し始める時期。雇用することで必ず人の問題が生じる時期でもある。人を育成する仕組み作りに必ず苦労する。仕組み作りに成功した会社は成長し続ける。一方、仕組み作りに失敗した会社は、「Ⅰ.幼年期」に戻るか、倒産する。

Ⅲ.成熟期

Ⅰ.幼年期とⅡ.青年期を無事に通り過ぎた会社。


冒頭に上げた①~⑥の視点、これを持ち合わせていない起業家は、「Ⅱ.青年期」の仕組み作りで間違いなく失敗します。

別に好きなことをやりたくて始めたんだから「Ⅰ.幼年期」のままでイイ。という考え方もあると思います。

でも、現実的には難しいんです。どうしてかって?

自分で全ての業務をこなし続けていくには体力面・精神面で限界があるからです。

全ての業務には現場作業のほか、お金の管理や行政へ提出する書類作成なども含まれます。

いつしか、やりたくない業務に追われるようになり、仕事を続けるのが苦しくなります。

つまるところ起業には2択しかありません。

「成長」か「衰退」か。

「維持」はありません。

昨今、起業が夢のようなビジネスモデルであるかのようにもてはやされていますが、現実にはこの2択です…

「もうよくわからない。助けてくれ…」

そんな方は、お気軽にいつでもご相談ください。

忖度無しで正直な意見をお伝えさせていただきます!

Recommended Posts

No comment yet, add your voice below!


Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA