こんにちは。FLOW会計事務所の田山です。入社して3か月が経ちました!
今回は、10月から改正になる「経営セーフティ共済/中小企業倒産防止共済」についてのお話です。
共済の制度ついて簡単にご説明いたします。万が一取引先が倒産した場合、自社が連鎖倒産や経営難になることを防ぐことを目的とした制度です。無担保・無保証人で、掛金の最高10倍(上限8,000万円)まで借入することが出来ます。掛金は月額5,000円~20万円で自由設定、増額減額も可能です。積立の上限は800万円です。解約の場合は、掛金を12カ月以上納めていれば総額の8割、40カ月以上納めていれば全額が解約金で受け取れます。12カ月未満の場合は掛捨てとなってしまいます。そして支払った掛金は、損金(経費)となります!
この制度のメリット(損金算入、解約金の全額受取)を活用し、短期間での脱退・再加入を繰り返す利用が多く見受けられたそうです。そこを制限すべく今回改正の流れとなりました。
改正後の変更点は、解約後、再加入した場合の掛金の取り扱いです。「解約日から2年を経過する日までに支払った掛金は、損金算入できない(経費にならない)」こととなりますのでご注意ください。
ちなみに・・・(従来と変更はありませんが)解約金に関しては雑収入として課税対象となりますので、解約の際合わせてご確認ください。