こんにちは、500円玉貯金のKデス!
今回は番外編です。
既報の通り小銭貯金の行き場が極小してしまったことは御周知のことと思います。まだ手元に小銭が多く残っていらっしゃる方もいると思います。そういう方、もしかしたら棚から牡丹餅が出てくるかもしれませんよ。
世の中には様々なコレクターがいて様々なオークションが開催されています。
コインのオークションも数多く開かれ、7月に開かれたAWコインオークションで、10円玉が大きく化けました。
現行の10円玉は大きく2種類にわけられます。縁がギザギザになっているギザ十と、ギザのない普通の10円です。ギザ十は昭和26年から昭和33年の間のみ製造され、未使用或いは完全未使用レベルのものがあれば高値が付きます。しかし今回の主役はギザ十ではありません。実は昭和61年の10円玉には、前期と後期がありデザインが違います。この後期のものが大変希少なものとなっています。昭和62年に発行予定のデザインが何かのミスによって61年後期にわずかに発行されてしまったようです。
大きな特徴として
- 翼廊の屋根の先端が前期は鈍角、後期は鋭角
- 屋根の先端が前期は切れ目がある、後期は鋭角で切れ目なし
- 中央階段の縁が前期は縦線で分離、後期はひとつなぎ
昭和61年後期の10円玉であれば使用感のあるものでも数万円になります。
さて先述のオークション落札額はというと、状態がほぼ未使用、95%以上もとの赤色で、
22.2万円
なんと10円玉が2.2万倍に化けてしまいました。
コインには各コインでプレミアがつく製造年度が複数ありますが、10円玉にプレミアがつく年度は昭和61年後期のみです。
昨今はキャッシュレス化で現金を手にすることが少なくなりましたが、現在手元にあるコイン、現金払いした時など注意して探したらラッキーに出会えるかもしれませんよ(o^―^o)ニコ