【今さら聞けないインボイス⑦登録日をまたぐ請求書の記載について】
税理士法人FLOW会計事務所です。
インボイスについて過去6回投稿させていただきました。今回は7回目「登録日をまたぐ請求書の記載事項」についてです。
◇登録日をまたぐ請求書の記載事項
「登録日をまたぐ」とはどういう意味なのでしょうか?
例えば、請求締日が10月15日(請求の対象期間9月16日~10月15日)の場合、請求する内容の中に10月1日前と後が混在することになります。このことを「登録日をまたぐ」と言ったりします。
この場合、記載方法は10月1日前と後で分ける必要があるのでしょうか?
結論は、「令和5年10月1日に登録した場合」と「令和5年10月2日以後に登録した場合」で取扱いが異なります。
「令和5年10月1日に登録した場合」
→原則として令和5年10月1日前と後の取引を区分して表示する必要があるのでっすが、区分しないで表示することも認められています。
*ただし、積上計算の場合には10月1日前後の取引を区分して表示することが必要になります。
「令和5年10月2日以後に登録した場合」
→登録日と登録日以後の取引は区分して表示しなければなりません。
積上計算や上記の説明について、なんかよくわからない…といった方の場合は、登録日と登録日以後で区分して表示していただくのが間違いないです。
以上、簡単ではございますが、請求期間が登録日をまたいだ場合の請求書の記載方法についてご案内させていただきました。
少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!